かいしゃ売却は経営者のエグジット

経営者の中には、会社を売却することに引け目を感じる方もいるようです。もうその考えは古い固定観念でしかありませんので、早急に捨て去るべきです。既に会社売却は極めて合理的で、積極的な手段として認知されています。考えてみてください。売り手からすれば、買い手である大企業の販路が使える、希望すれば優秀な経営人材を派遣してもらえる、財務基盤が安定するため成長戦略が描きやすくなります。また、買い手からすると、自社に無い技術や特許、独占販売権、顧客、新たな売上高と利益を一気に確保することができます。ここには売却せざるを得なかったという後ろめたさも、買収して救済して上げたという上から目線も一切ありません。両社の経済合理性が一致した結果であり、文字通りウインウインの関係で、関係者全員が勝者です。

最近の経営者は引け目を感じるどころか、売却で手にした資金を元に新会社を立ち上げ起業家として活躍されたり、株式を譲渡した後はプロ経営者として再出発するなど、会社売却を自身の人生設計の手段として積極的に活用しています。会社売却は、これまで頑張った経営者の人生の最高のエグジット(出口)方法です。

会社を売りたくなったら読む本

新型コロナウイルスは中小企業へ甚大な影響を与えています。補助金、特別融資を駆使してどうにか存続しているのが現在の中小企業の姿です。いつかは分かりませんが、確実に現在のような補助金、特別融資は終了するでしょう。その時がくれば、多くの中小企業は、膨れ上がった借入による債務超過と赤字事業に悩まされることになります。後継者もいなければ、廃業したいのが本音ですが、債務超過ですから借金だけ残る事態は避けたい。残るは破産しかないのか。。。
他にも策はあります。
大変なことは承知していますが、企業再生をした上で売却することが可能です。
黒字化した上で債務超過を解消することが理想ですが、まずは黒字を目指しましょう。
安定的に黒字計上ができるのであれば、過大負債は処理できる可能性があります。
過大負債のカットには、これまで経営者の自宅処分がセットでしたが、時代は変わり経営者の自宅を残しながら実行することが増えてきました。
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