1. 会社売却とは

M&Aという言葉を目にすることがありますが、これは「Mergers(合併)and Acquisitions(買収)」の略で、複数の企業がひとつになったり、他の企業を買い取ったりすることです。中小企業の場合、合併は稀で、大半が売却することになります。また、売却には、会社を丸ごと売却する株式売却(譲渡)、会社ではなく一部の事業のみを売却する事業譲渡、会社の一部事業等を切り出し新たな会社とし、その新たな会社を売却する会社分割による方法などがあります。
売却価格 負担手数料 売却時間 売却手間 売却範囲
株式売却 会社まるごと
事業売却 対象事業のみ
会社分割後の売却 対象事業のみ

【表】主な中小企業のかいしゃ売却方法

2. 活況を呈する会社売却市場

今、日本企業のM&A件数は史上最高水準まで増えています。景気回復や金融緩和による金余り等の後押しを受け、その件数たるや、日経平均株価が史上最高値をつけた1989年、ITバブルだった1990年代後半、リーマンショック前の2007年と比べても多く、今や3000件に到達しています。これは補足可能だった件数だけであり、実数はもっと多いものと思われます。M&A金額も同様です。1999年に驚異的なM&A金額を記録しましたが、現在ではそれを越える勢いで伸び続けています。

3. 経営者の急速な高齢化

経営者の急速な高齢化により、今後会社売却の増加は間違いありません。また、中小企業の社長の平均退任年齢は68〜70歳程度と予想されますが、60歳以上では約半数、70歳代でも42%が後継者が不在です。今後しばらくは、毎年10万人以上の経営者が社長の平均退任年齢である70歳を迎えます。雇用維持、GDP維持のためにも、少なくとも経常黒字の廃業会社は優良な企業へ売却することが重要になってきます。

4. 経営者の意識の変化

経営者の中には、会社を売却することに引け目を感じる方もいるようです。もうその考えは古い固定観念でしかありませんので、早急に捨て去るべきです。既に会社売却は極めて合理的で、積極的な手段として認知されています。最近の経営者は引け目を感じるどころか、売却で手にした資金を元に新会社を立ち上げ起業家として活躍されたり、株式を譲渡した後はプロ経営者として再出発するなど、会社売却を自身の人生設計の手段として積極的に活用しています。

5. セミナー動画

かいしゃ売却の窓口では多くのセミナーを実施させて頂いており、その一部の動画を公開させて頂きます。是非、動画を見て頂き、中小企業の会社売却に関する知識を深めるツールとしてお役立てください。

会社を売りたくなったら読む本

2018年10月20日にPHP研究所から「会社を売りたくなったら読む本」が発売されました。著者は、本サイト運営責任者の坂本利秋。

M&A市場の状況から、「事業継承、売却、廃業どれがいいの?」、「もし売ったらいくらで売れる?」といったことを売り手となる中小企業経営者の立場になって書いています。現在は売却を考えていなくても、将来はその可能性がある、あるいは自社の値段を知りたいという経営者にオススメです。是非、書店にてお求めください。