[コラム]粗利300万円あれば無理にでもIT補助金使うべき

IT導入の意欲があっても資金繰りが忙しい会社は、IT導入補助金が有効です。

他方、そもそもIT導入の意思がない企業は無理にでもIT導入補助金を使うべきです。

 

下の2016年中小企業白書のグラフを見て下さい。

IT投資有無による売上高、経常利益率を比較した表ですが、売上高では+108%、経常利益率でも+0.3%の大きな差があります。

出典:2016年中小企業白書

 

続いて労働生産性と粗利の改善についてIT導入補助金のHPを見てみましょう。

 

出典:IT導入補助金

平成28年度サービス等生産性向上IT導入支援事業の結果に基づく各種データより、

抜粋し加工いたしました。

 

最も効果の低い医療分野においても17%の改善効果がありました。

業種に限らず、年間粗利が300万円の零細企業でもIT導入により粗利が351万円に増える計算です。

IT導入補助金は最大50万円出ますから、補助金を使って100万円のIT投資をおこなうと、実費は50万円です。

以上より、零細企業でも赤字でも、年間粗利が300万円以上ある企業は、補助金を使うべきです。