新型コロナ融資額と赤字国債と
少し古いですが、9月10日の日経新聞によると、新型コロナ融資が累積で40兆円に達したとのこと。
中小企業向けの士業、コンサルから話を聞くかぎりでは、ほとんどのケースで返済めどが立たないのが実情。
コロナ前でも70%の中小企業が赤字で、アフターコロナでは少なくとも借入が増大していることは確実です。
確かにこれでは、返済のめどが立たないというのもわかります。
経産省のコロナ支援策パンフレットも当初は週に2回も新着更新で必死さが伝わってきましたが、
本日、9月25日時点で9月3日版が最新です。3週間更新が無いとは、弾が尽きた感あり。。。
現在の審査が甘めの融資、各種給付金、返済義務のない補助金が永久に続くことはさすがにありえない。
アフターコロナで、40兆円の融資はどうなるのか。
来年3月以降は、返済据え置き期間が終わり、順次返済がスタート。でも一部の企業しか返済開始できないかも。
杓子定規に運用すると何十万社の中小企業が破綻しそうなので、ソフトランディングか。
令和元年度の一般会計予算では歳入のうち33兆円が借金。
40兆円は大きいですが、1年間の赤字穴埋め分ともいえる。
さらに国債残高も1,000兆円を超える国債残高から見れば誤差の範囲です。
うーん、最終的には国が負債を肩代わりするしかないでしょう。
となると、考えられるシナリオはこんな感じ。
1.令和の徳政令!短期勝負では器を作って国策として40兆円を一気に買い取る。反発すごそう。。。
2.コロナ融資を長期の資本性ローンに置き換える。現経営者が亡くなったら残債免除して後継者へ承継
3.1年程度で救う企業と残念ながら退場いただく企業を分類し、資本性ローンへ置き換える。
個人的には、3のシナリオになりそうな予感
備忘録がてら投稿しました